Block Boring協会

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工法特徴 切刃の安定を保ちながら障害物を切り抜きます
障害物を切り抜き鋼管を通し下水管・水道管・ガス管・地中電線を布設します。障害物がある場合に採用され
る一重ケーシング工法(鋼管推進又はボーリング工法)は切り抜いた障害物を取り込むために切羽は空洞にし
ておくのが従来の考え方です。しかし地盤の安定していない所では障害物を切り抜く間に周辺が崩壊していき
ます。この問題を薬液注入工等の補助工法に頼らず最後尾に止水栓(キングストッパー)をおくことで解決し
ました。
キングストッパー
推進用鋼管は黒皮の状態でひずみがありまた溶接箇所で継ぎ目が生じます。このような条件の中で動かしても
出水を防ぐ特殊な形状のパッキンを開発(H18.7特許取得)しました。
摩擦用クランプジャッキを取付しスライドスピードの調整や鋼管接続時のブレーキに使用します。
滑材注入
途中の排土をしなければ一般のボーリング工法より回転トルクが必要になります。先端に逆流を防ぎ目詰まり
しにくい金具を取付し推進管全体が回転する (一重ケーシング) ことを利用して管の外側に滑材を送る事で
トルクの軽減をはかります。
完全な閉塞を回避
無排土は常に閉塞のリスクをおっています。閉塞とは鋼管と管内の土砂が一体になっている事を言い、一体を
ほぐせれば閉塞は解除できます。そのためハンドボーリングを開発し閉塞が予想される時はキングストッパー
に設けてある圧抜きから薬液注入用のロッドを削孔して管内の土砂をほぐします。